出勤すると、机のまわりの床に白くてふわふわしたものがありました。
もしや、ケサランパサランなのか?幸せがやってきたのか?
そっと拾っていると、隣のデスクの先輩に「なにしてるの?」と見つかった。
「ケサランパサランかもしれません!」と興奮気味な私に「なにそれ?」と冷静な先輩。
ケサランパサランは持ち主に幸せを運んでくれる、謎の生物で、桐の箱に穴をあけておしろいを与えることで飼育できます。などと説明するも「知らない。」と興味なさげ。
第一にケサランパサランは、空中を浮遊しているもので、会社の床に転がっているわけはないのです。正体は、綿ぼこり。チャラは出勤早々興奮しながらゴミ拾いをするただの変な人になってました。