『絵本 地獄』というタイトルの絵本。地獄の絵本。これって子ども向けなの?けっこうショキングな内容です。
絵本と言えば親が子供に読み聞かせるほんわかしたイメージ。昔話だったり、童話やおとぎ話それぞれにメッセージは込められているけど、『絵本 地獄』からのメッセージは直接的すぎる。
1980年に出版された『絵本 地獄』は千葉県三芳村の延命寺に所蔵されていた「地獄極楽絵巻」に、文章をつけたもの。
出版当時、自殺する子どもが相次いで報道されたため、自殺を抑止する目的があった。
平成になった今も自殺は減る事はなく、そういったニュースを見ると悲しくなります。
巻末には「自殺するのは親不孝。死ぬと地獄に落ちる」「命を大事にしろ」というメッセージが記されています。